森先生のことばでまた印象的なのがあったのでメモしておく。
「この頃の人たちは、(中略)とにかく思い込みが激しい。思い込むことで自分の自由度を失っている姿が見える。」
「べつに日本人が嫌になったら、やめることが可能だ。世界中どこでも好きなところへ行ける(苦労の大小はあるが)。(中略)それが選べるということ大事だし、選べるということを忘れてはいけない。」
そうか、日本がいやになっても選択肢は残されているんだ、と肩の荷が下りた気持ちだ。私にとって日本は居心地が悪い。大学というなんだか特殊な環境に移って独り暮らしを始めてからは居心地の悪さが少々抜けた気もする。でも一度オーストラリアに行って帰ってきたときの落胆度はこれまでにないほどだった。こんなところでどうやって生きてきたのだろうと思わされることがありすぎた。街が全体的にグレーにおおわれている感じだとか、なにもかもが無機質に見えるときだとか、すこーんと抜けるような開放感が少ないところだとか。慣れてしまえば良いのだが。
日本はものすごく清潔で、配達時間も正確で、お客へのサービスも徹底している。でもその抜きのなさをきゅうくつに感じる。そしてどこにも息をたっぷり吸いこめる場所がないから、へんなところにひずみが生まれ、いちばん弱いものに影響が出てくる。
私は土地が広くて緑がみずみずしくはちきれそうなほど威勢がよくて色彩があざやかな場所がすきだ。

あとは何を書こうかな
集中力が途切れてしまった
もういいか