ここ3日間ぐらいのこと

長野へ行ってきた。最初の目的は絵本作家の酒井駒子さんの原画展を見に行くこと。しかしついでに富山に単身赴任している父のところに2泊することになり、北陸の大雪の世界をすっかり満喫した。
長野は「観光地だなあ」という印象。雪が山盛りの山道でも観光バスがばんばん通る。あと別荘もたくさん。特に、木のぬくもりを感じさせるような寒いところ特有の別荘が多かった。
次の日は世界遺産白川郷へ出かけ、でっかい鯉の群れと仲間はずれにされている1匹のでかいニジマスと、ひっくりかえって死んでいる魚と、大量のかやぶき屋根を見て、飛騨牛コロッケを食べた。雪が身長ほど積もっているところに思いっきりパンチしたら、雪が固く凝縮しているのでものすごく手が痛かった。
山道を延々走っているときの景色が何よりもすばらしかったのだが、あんなに大量の雪が積もっている景色はそこで育っていない私にはほんとうにシュールだ。どの山も標高がめちゃくちゃ高いことやすっとそびえたつ北アルプスの存在感なんかには圧倒される。
他にも2メートルぐらいのつららが鋭くぶらさがっていたり、野生のサルを3匹も見かけたりして、ずっと外の景色を眺めていて退屈することはなかった。
長距離の移動は疲れるし帰り着いたらひとりでのびのびできるのがうれしくて仕方なかったが、新しいものをみたり経験したりするのはいいものだど旅のよさを感じた。