きちんと地面に足をつけて、呼吸しなさい。

小川糸さんの『食堂かたつむり』を読んだら、不覚にも涙が出そうになってしまった。学校の図書館だったのでさすがに泣きはしなかったが、ほとんど本やドラマや映画に泣かされたことはない私にはとてもめずらしい。
仲の悪かった母親が突然ガンを宣告されて死ぬとか、ものすごくベタな内容なのに、母親が娘に宛てた手紙を読んでいると娘と自分の性格がかさなって、自分が励まされ肯定されている気になった。
今ちょっと読み返しても泣けてくるなんて相当はまっている…。

ここのところ作品づくりと専攻決めで悩みまくったが、作品は無理やりにでも考えをまとめて作業に入らないと間に合わないだろ!ともやもや考える自分に鞭打ってさっさと作業を開始し、今はもくもくと単純作業をくり返している。しかし終わり方がまだよく分からない。
専攻はちょっと先輩と話したら気持ちが固まってきた。なかなか自分でゴーサインを出せないので、最後の一押しをしてもらった感じだ。